Web3.0について勉強したので覚え書き
ブロックチェーン、DeFi、NFT、メタバース。
単語それぞれの意味は知っていつつも、体系的には理解はしていないなぁという自覚はあったので、評判が良かった「Web3.0の教科書」を購入してお勉強してきました。ページ数300前後ということで読み終えるのに少し時間はかかったけれど、門外漢ながらだいぶ読みやすかったのでWeb3.0の入門書を探している方には結構お勧め。
読み終えたあとの感想ですが、要はWeb3.0というのは思想なんですね。
個人情報が集中するGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon。2023年現在だとFacebookはちょっと違和感あるけど)の支配する社会から、個人めいめいが情報を所持したままインターネットを活用していける社会へ変わっていこうという提言。ブロックチェーンという暗号性の極めて高い相互監視&管理のシステムを用いることで、企業や国が中央集権的に情報を管理する現状から脱却しよう、という動き。その完成系として目指しているのがWeb3.0。そういう感じっぽいかな?
本文中でも述べられていたように、今の日本だと税制や単純なインターネットリテラシーの問題で普及はだいぶ遅れそうな印象はある。とはいえ、広告ひしめくWeb2.0の世界から脱却して、プログラムやアプリ自体に価値が見いだされるWeb3.0へ移行していくということ自体には違和感は感じない。少なくともブロックチューンの考え方自体については、10年くらいの長いスパンを想定した上で周知していかなければいけない思想ではあるようには感じます。