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45歳定年制で日本経済は復活するのか?

サントリーホールディングス(HD)の新浪剛史社長が9日、新型コロナウイルス感染拡大が収束した後の日本経済の活性化策について「45歳定年制を敷き、個人は会社に頼らない仕組みが必要だ」と述べ、SNS(ネット交流サービス)上で波紋を広げている。新浪氏は10日、「定年という言葉を使ったのはまずかったかもしれない」と釈明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4307f8385ad661c3fdacd9aff3f801eb9192a304

 45歳で会社から退社、という安易な話ではないとは思うが、政府主導の定年引き上げからは随分と逆行している考えだなぁと思ったのが正直なところである。収入面で会社に頼り過ぎない仕組みを必要とする考え自体には共感できるものの、あくまで主な収入源が所属している会社からちゃんと得られていることが前提にはなるだろう。フリーランスな生き方を否定はしないが、社会人の主流な生き方とするにはだいぶ難しいところがある。


 仮に45歳定年制が実施されるとしても、45歳以上の年齢層において非正規社員が大量発生するだけの結果にとどまるような気はする。一度でもその状態で社会が回り始めたなら、 今の派遣社員状況を見る限り 、それ以前の形態に労働環境を戻すのはとても至難なはずだ。考え自体は面白いものではあるが、同時に保障制度なども熟考していかねばならないだろう。

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