ワクチンパスポートでイベント開催緩和なるか?
政府は6日のデジタル社会推進会議(議長・菅義偉首相)で、新型コロナウイルスのワクチン接種を公的に証明する「ワクチンパスポート」(接種証明書)を12月にもオンラインで発行する方針を決定した。スマートフォンでQRコードを表示して利用する仕組みを想定している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e82cf80ca0ccd398d94bcdfa8331731cf102608
現在は紙のみのワクチンパスポート(接種証明書)をデジタル化し、スマートフォン上で確認可能とする計画が進められているらしい。早ければ12月にも発行可能となるかもしれないということで、個人的には同月末に開催予定のコミックマーケット99に採用されればいいなと考えていたりする。もちろんコミケだけに限らず、演劇や音楽ライブなどといったイベントにも採用されていければ良い。
ワクチン接種を受ければ新型コロナにかからなくなるということはないし、それだけでウィルス自体が根絶されることもない。実際、ブレイクスルーという形でワクチン接種後に油断した人たちの感染が最近は話題になっている。感染症対策として2021年現在行われている施策は、しばらくの間は半強制的のものとなるだろう。当然、観客を動員するイベントについては動員人数に制限がかけられるし、アルコール消毒液といった感染予防グッズの設置、来場したお客の名簿作成なども求められることになるはずだ。
とはいえ、ワクチン接種を終えた人のみを対象としたイベントであれば、幾分かの規制緩和は行われるべきだろう。でなければ、いつまでたっても無観客イベントしか実施できないことになる。今回のワクチンパスポートのオンライン化によって接種有無の確認はやりやすくなるはずで、その確認作業を厳守しているイベントについては政府主導で優遇するような働きかけがあればなぁ、と思う次第である。