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【CoeFont CLOUD】いつまでも自分の声と歩み続けることを可能にする新しい技術

 

 「CoeFont」という音声合成サービスがある。
 AI(ディープラーニング)によって従来の音声合成より自然な声を生成する、つまりは「声のフォント」と作り出し、クリエイターに広く高水準の「声」を届けることを目指しているようだ。
 ブラウザ上で音声合成が可能な「CoeFont STUDIO」というサービスが既に開始されているが、新しく「CoeFont CLOUD」というサービスが始まろうとしている。自分の声のフォントをたった500円・15分の収録で作り出すことが可能という、実に魅力的なプラットフォームだ。

音声合成プラットフォーム「CoeFont CLOUD」のPV




 「CoeFont CLOUD」はその短時間・低料金という部分がまずキャッチーで魅力的に映るが、それだけではない。Web上でアクセント調整やスピード調整ができる他、スマホアプリで利用できるようにAPIが提供されたり、また生成した声が他者に使われたときに収益を得ることも可能なようである。youtubeを始めとして動画が主体となった現在のインターネットにおいて、声という要素は欠かすことはできず、うまく軌道に乗せることができれば色々な人がお世話になりそうな予感がある。



 話は少し脱線するが、2021年5月~6月、ぼくは呼吸困難の症状にだいぶ悩まされた。
 息苦しくて3時間くらいしか眠れない日々が2週間ほど続き、ピーク時には救急車を呼んで病院でお世話になったりもした。
 
 そこから早一か月。
 
 呼吸器内科で喘息の吸入粉末剤を処方してもらい、”波”はあるものの呼吸関連はだいぶ改善された。
 食べ物が喉を通りづらい等の症状は残っているものの、コンビニ弁当を半分食べたら丸一日は食事を取りたくないという状態になっていた、あのピーク時に比べれば遥かにマシな状態だ。
 例の世界的流行を果たした感染症の後遺症っぽいような気もする(抗原検査やPCR検査の結果は陽性だった)が、まぁ真偽は不明である。因果関係を証明することも難しいだろう。

 今一番気になっているのは、声についてだ。

 ぼくは趣味でゲーム実況の投稿を行っているのだが、一連の症状もあって当然その投稿ペースはガクッと落ちた。
 発声自体は問題ない。声質も変わっていない。ただ、以前に比べると息継ぎなどに難儀があり、長時間喋ることが難しくなってしまったのだ。それでも1時間くらいは喋れるほどに回復しているので、投稿をやめようとは今のところ考えていない。声を出せなくなるという最悪の想定もしていたので、まぁそれに比べればマシな状態だろう。
 ただまぁ、タイミングさえ悪く重なれば自分自身の声なんて一瞬で聞けなくなってしまうのだなぁ、と強く感じたのも確かである。子供の頃に比べればだいぶ低くなったが、長年付き添った相棒だ。別れるのは悲しい。



  CoeFont CLOUDを知ったとき、そういう「もしも」に備えておける手段があるのは良いことだと素直に思った。
 まだ声を出せるのであれば、AI合成という手段を使って自分自身の声を疑似的に残すことができる。
 例の感染症がどういう後遺症を残すかはまだ完全に明らかになってはいないが、最悪を想定して CoeFont CLOUDについて下調べしておいてもいいかもしれない。
 
 

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